伸び続けてきたマンション市場・・・限界なのか?

限界説

伸び続けてきたマンション市場も既に限界なのか? という意見が専門家の間でもささやかれています。

 

 

まずは、成長を続けてきたマンション市場を振り返ってみましょう。

伸び続けてきたマンション市場!!

マンション市場は地価や建築費の値下がりなどにより、若年世代でも取得可能な状況となり、都市部を中心にかつてない活気を見せています。わが国でマンションが登場したのは昭和30年代半ばの頃で、当時は公団住宅、民間の木賃アパートなどと対比して高級住宅の代名詞のような存在でした。それが昭和40年代後半から大都市を中心に急速に普及し、いまや都市部の一般的な居住形態としてすっかり定着しています。マンションのストック(累積供給戸数)は1981年に100万戸の大台を超え、90年には200万戸台に乗せ、2001年度には400万戸を超えています。さらに2010年度には800万とを記録しています。

 

マンション市場は、景気動向、地価動向、金利の動きによって供給戸数に大きな波が出る特徴があります。そのため、2〜3年サイクルでブーム期と端境期(低迷期)が繰り返されてきました。ブーム期は過去に何回かあり、その第1次ブームは1963〜64年のオリンピック景気の時期でした。そして、86〜88年には政府の内需拡大策を背景にした第5次ブームがありました。99年からは政策減税、低金利、地価下落にともなう都心回帰などにより再び上昇カーブに入りました。

 

マンションの新設戸数は年間20万戸台の時代となり、マンション居住はいまやわが国の一般的な居住スタイルとなりました。供給戸数も近年では安定的に推移しています。

 

 

マンションバブルと供給過多!価格高騰!!

と、数年前までは言われてきましたが、今のマンション市場は厳しい現状に置かれています。その大きな要因は、価格の高騰です。


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